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外資系大手ファンドの日本物流施設買収で労働環境が悪化

ブラックストーンとESRによる日本の物流施設買収により、自動化による職削減と労働者の賃金低下が進行している。運送労働組合の調査では買収拡大地域で18か月間に常勤雇用が22%減少し、物流ハブの時間給は実質で8%低下している。

ブラックストーンとESRが日本の物流倉庫の経営を集中させるなか、労働者は賃金低下の圧力に直面している。2023年以降、両ファンドは数万人の雇用を伴う物流インフラを買収したが、自動化とコスト削減を優先する経営モデルを導入しており、労働力の安定性は軽視されている。

ブラックストーンは25億ドルの物流資産買収を完了し、ESRは都市部の地場事業者との合併交渉を進めている。両社は倉庫内のデジタル化とロボットシステムの導入を加速させ、従来の業務職を削減している。運送労働組合の調査では、これらのファンドが事業を拡大した都道府県で、18か月間に隣接産業の常勤雇用が22%減少したことが記録されている。物流ハブの賃金データでは、資産評価額の上昇にもかかわらず、時間当たり賃金は実質で8%低下している。

労働者にとって事業統合は不安定な雇用での賃金競争を意味する。ブラックストーンとESRは地域採用を制限し自動化システムを優先するグローバル基準を適用している。名古屋を含む複数の都市で物流業の失業率が6%を超えている一方、投資家は年率4~5%のリターンを得ている。雇用の安定性を歴史的に提供してきた地場の小規模事業者は外資系の巨大ファンドとの競争に対抗できない状況にある。