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Scammers target elderly Japanese man's loneliness with fake pregnancy offer

高齢男性が詐欺で2900万円被害 三重県

三重県多気町の70代男性が、優れた遺伝子を求める女性との交際話に乗せられ、弁護士と称する詐欺師が振込手数料などの名目で9回の送金を指示した結果、約2900万円を失った。警察が7月2日に事件を確認し、銀行システムが複数の疑わしい送金を防止できなかったことが被害の拡大につながった。

三重県多気町に住む70代男性が、数週間にわたって見知らぬ人物に生涯の貯金を送金させられ、約2900万円の被害を受けた。警察は7月2日にこの事件を確認した。男性は自分の遺伝子が緊急に必要とされていると信じ込まされ、9回の銀行振込を行ったが、自動警止システムも警告も発動されなかった。

事件は今年4月ころから始まった。男性がオンラインで接触され、「優れた遺伝子を持つ男性」を求める女性に子どもを産ませるため、3000万円の報酬を提示されたのが発端だ。やり取りはラインに移行し、弁護士と称する人物が登場して契約を形式化するとして、振込手数料や預金名目の複数の費用支払いを指示した。9回にわたる約2900万円の送金後、詐欺グループが追加資金を要求したことで男性は警察に通報した。

日本の高齢者を対象とした詐欺(特殊詐欺)は年間被害が大きく、特に一人暮らしの高齢男性が被害に遭う傾向が強い。警察庁の記録によると、65歳以上の高齢者が詐欺被害全体に占める割合は不均衡に高い。日本は世界でも高齢化が進んだ国で、65歳以上が全人口の29%を超える。農村部に住む高齢男性は社会的孤立が進みやすく、限定的な人間関係の中で同様の詐欺に繰り返し狙われやすい環境にある。

三重県警は組織的な詐欺グループとみられる容疑者の追跡を進めている。2023年の特殊詐欺による全国被害額は450億円を超えた。高齢者の金銭保護に取り組む市民団体は、複数の未知口座への振込に対してリアルタイムで銀行が警告を発するよう日本の監督当局に求めている。このような仕組みの改善がなければ、社会的ネットワークが限定的な農村部の高齢住民は同じ手口の詐欺にさらされ続けることになる。

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